教科書を1回読んだら覚えてしまう・・・そんな人はうらやましいですよね。
あいにく、そのような天才な人は、今のところお目にかかったことは無いのですが(サヴァン症候群は別ですけどね)
ただ、歴史上はそうした天才の例もあるようです。たとえば、浄土宗を開いたとされる法然上人(日本史で有名ですね)は、一度読んだ本は決して忘れず、7000巻あまりのお経を丸暗記していたと聞きます。だからこそ、大原問答でも何千人という他宗の学者を、たった一人で論破できたのでしょう。
しかし、あいにく法然上人のように1回で暗記できる人というのはまずいません。暗記できるまでには、何回か反復する必要があるのが普通です。
決して、「1回で覚えられる」とは思わないでください。
むしろ、「1回では覚えられない。何回もやらなければ覚えられないものだ」と思って暗記していったほうが、気持ちが楽になるだけでなく、意識的に反復することによって、記憶にも定着しやすくなります。
私であれば、授業の前(または始まってから)の5分ほどで、前回までにならった内容を復習していました。
また、単語の暗記についても、まず前日に暗記した内容を復習してから、新しく単語を覚えはじめるようにしたものです。