授業を聞いて、即テストでできる人というのは滅多にいません。
多くの人は、習った知識を使って問題集などをやって、はじめてテストに挑むことでしょう。
ここで、エドガー・デール (Edgar Dale) という人が提出した「経験の円錐 (Cone of Learning)」とういおもしろいデータがあります。それによると、2週間後に覚えている割合は
となっています。
多くの学校で行われている授業というのは、せいぜい「聞いたこと」どまりなのではないでしょうか。
※見たこと、というのは実際に実物を「見た」ということですから、黒板を見たのは入りません。黒板を見たのは「読んだこと」です。
私としては、ここに学校教育の物足りなさを感じるのですが、不平・不満を言っても仕方ありません。学校がやってくれないことは、こちらでやるより仕方ないでしょう。
具体的に言えば、
などなど。やろうと思えば、やり方はいくつも見つかると思います。
経験の円錐については、高校生当時の私は知りませんでしたが、「聞いただけでは使えない」ことは経験的に分かっていましたので、授業は耳の半分を傾けるだけにして、もっぱら問題演習に時間をあてていました。
時間は有限です。限られた時間を最大限に生かす使い方をしましょう。